モアブログアーカイブ【燃え上がれ清五郎】Your wish is my wish

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この記事は、新潟日報モア「サポーターブログ」の再掲載です。序文はこちら

【燃え上がれ清五郎】Your wish is my wish

2013年12月25日

"メリークリスマス市民の皆さん。今年のクリスマスプレゼントは大井健太郎選手と田中達也選手の契約更改でした。とっても嬉しいんですが神様、僕がお願いしていたのはもう少し色が黒い中盤の選手でした。サッカーは2人ではできないので僕のお願いも追加してください。まだ間に合うと思うのでお願いします神様。念のため言っておきますと2013年の背番号は8番でした。間違えないでください。武蔵選手はもう契約してくれています。"
 
上記記事は米国某紙の読者欄に「ある小学生の願い」として掲載されたという。いやー、アルビファンは世界中にいるもんですね。

 
 

 
すみません。嘘つきました。
 
ここからは本当の話。ストーブリーグですよ。それもど真ん中の。すでに東口は故郷のクラブと契約をして移籍を発表。三門に横浜Fマリノスからオファーが来たと報道されています。
 
毎年この時期になると「○○選手は来年も新潟に残ってくれると信じている」とか、はたまた逆に「結局お金で移籍するんだろ!」とか、そんなサポーターの声がインターネット上にあふれます。これはもう毎年のことです。でもこれを毎年聞いていると「信じる」とか「金かよ!」ってなんなんだろう?と思ってしまうわけです。物凄い極端な話をするとどのクラブに所属していても選手の仕事は同じ。自分に置き換えてみるとよくわかると思いますが同じ仕事をして、幾らの対価がもらえるかって結構シビアな問題です。超極論を言うとAというコンビニチェーンで働いていたスタッフがBというコンビニチェーンから1.3倍の時給で引き抜きオファーが来たとしたら、これもう即決ですよね。ましてや人材だけは「掃いて捨てるほど」いるこのサッカー業界。逆に個人事業主ともいえる選手たちからしたら自分の評価は年俸以外あってはならないはずです。それが同額やほんのわずかの差だった時に愛着のある土地や僕らサポーターとの距離感が比較材料として出てくるかもしれません。僕らは選手の人生を保障することはできないし、彼らはプロだ。それがあるべき姿だと思います。
 
逆に「お金」以外の理由で移籍されたとしたら。僕はそれこそ耐えられません。「新潟が嫌だから」「○○のサポーターに応援されたくて」「○○はメディカルスタッフが優秀だから」こんな理由で移籍されたらと思うとぞっとします。
 
So this is Xmas(それはさておきクリスマスだ)とジョンレノンも言っているので話を変えます。クリスマスは元々は冬至を祝う式典だったとか。日が最も短い一日。この日から少しずつ世界は明るくなる。かっこよくいうと太陽が一度死に復活を遂げる終末と再生のイベントです。僕らのクラブもこの日を境に来季の活動へと移り変わっていきます。ここから先は再生の世界。生まれ変わったアルビレックスがどんなクラブになるか。レオシルバは。三門は。あまり報道に出てこない亜土夢や堅碁は何色のユニフォームを着るのか。はたしてその決断は彼らを幸せにできるのか。
 
「沢山のサポーターが応援してくれているんだから安い年俸でも我慢してくれ」なんてのは絶対に間違いで、僕らのクラブは選手たちに少しでもいい年俸を出せるクラブにならなきゃいけない。そうじゃないと僕らの愛する選手が幸せになれないわけです。
 
ジョン・レノンのHappy Xmasという歌は「So this is Xmas. What have you done.(さぁ、クリスマスだ。今年一年君は何をした?)」から始まります。ジョンレノンはまったくそんなつもりはないだろうけど、何かを問われている気がしてきます。僕らが本当にほしいクリスマスプレゼントを手に入れるためには僕らが自分でクラブを作っていかないといけないわけです。この歌は永遠の歌だから来年も、再来年も僕らはジョンレノンに「今年一年君は何をした?」と問われることになります。それこそ「若い人も年寄りも、金持ちも貧乏人も」です。
 
米国某紙に投書した冒頭の少年(実在しませんがw)。彼の夢をかなえるのはこれから始まる僕らの一年です。選手が移籍しなくてもすむような、選手の年俸が上がるような、そんなクラブを作っていかないと僕らのクリスマスプレゼントは手に入らないのかもしれません。
 
選手の願いと僕らの願いはそんなに遠く離れていないはずだと僕は思っています。
 
Your wish is my wish.
 
P.S.
神様、白い歯が綺麗なブラジル人ボランチと契約して下さい。2013年の背番号は8番でした。
I wish you a merry Xmas. And happy new Year.


浜崎一(はまさき・はじめ) 
1977年生まれ。神奈川出身だが、新潟大学進学という理由で偶然新潟に移り住む。大学院時代にJ2初年度のアルビレックスにはまり、その後10年間事実上のコールリーダーとしてアルビレックスの応援の最もホットな部分で活躍。現在はゴール裏を離れ、市民レベルでサポータームーブメントを起こす仕掛け役となっている

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