モアブログアーカイブ【Still growing up】10年前の熱気を知らない人間の想い

モアブログアーカイブ【Still growing up】10年前の熱気を知らない人間の想い

この記事は、新潟日報モア「サポーターブログ」の再掲載です。序文はこちら

【Still growing up】10年前の熱気を知らない人間の想い

2013年12月03日


  みなさんこんにちは。新大プロジェクトの田部井です。
  僕は担当が火曜日なのですが、3回目に書いたころ「自分が書く前の土曜の試合は負けないなー」と気付きました。当時は自分が”持っている”のではないかと密かに思っていたのですが、振り返れば結局1回目から今回まで全て勝ち続けています。持っているのは僕ではなくチームでした。しかも運ではなく確固たる戦い方を持っていました。ついにあと一試合となってしまいましたが、去年の最終節とはまるでプレッシャーが違います。最後も最高のサッカーとサポーターと勝利を目に焼き付けて来年の開幕戦までの冬眠に備えましょう!
 
  さて、僕は土曜日に優勝のかかった横浜との試合を観戦するために日産スタジアムへ行ってきました。僕が日産スタジアムに行くのは2011年のクラブワールドカップ決勝(バルセロナ対サントス)以来でした。その試合ももちろん満員のスタジアムだったのですが、ほとんどの人が静かに試合を見守る独特の雰囲気でした。一部で「日本人は応援が静かだ」という意見がでていたようで、僕はその意見に対して「いやいや、ただ優勝がかかったすげえ試合を見に来てるだけなんだから当たり前だろ」と、当然の感情を抱いたのを覚えています。
 
  しかし土曜日の試合をスタジアムで見ていると、どちらかというと今回もその時の雰囲気に似てたのかな、とすら思ってしまいました。贔屓目に見ていたこともあるかもしれませんが、簡単にいうと、6万人のマリノスサポーターってこんなもんか?という感想を抱いたのです。スタンドに張り詰める緊張感は確かに6万人の雰囲気でした。しかし応援の迫力があまり感じられない。きっとほとんどの人が「優勝がかかったすげえ試合を見に来てるだけ」だったからでしょう。あるいはマリノスに限っては、(贅沢でうらやましいですが)「久しぶりに優勝でも見に行くか」という人が多くいたのでしょうか。優勝のかかった試合のスタジアムというのはこんなものなのでしょうか。一人ひとりが固唾をのみ緊張しながら試合を見守るスタジアムよりも、一人ひとりが選手と一緒に戦うスタジアムの方が選手にもいいはずです。
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勝利に沸く新潟サポーター、上は静まりかえるマリノスサポーター
(2013年11月30日、日産スタジアム)

 
  今の戦い方やサポートが続けばビッグスワンで優勝がかかった試合をするのも遠い未来ではないでしょう。僕はその時にはもっともっとスタジアム全体が熱気に包まれ、全員が拍手や歓声で後押しして、文句のつけようのない雰囲気で相手を圧倒したいという思いが出てきました。僕は10年前の熱気を知らない人間です。その時を知っている方からしたら「その時の熱気を取り戻すこと」がゴールなのかもしれません。けれど次の夢は”J1での”優勝です。未来に向けて、遡ることを目標とするのではなく、新しい4万人、熱気のある1人1人の集合体=4万人のスタジアムづくりを目指していきたいと僕は思うのです。
 
 これは「(単純に)4万人集めたい!」、「初めての人をたくさん連れていきたい!」という目標と矛盾もあるかもしれません。しかし、もちろんコアサポーター4万人じゃなきゃ嫌だという考えではありませんし、アルビの試合、サポーターの雰囲気というのは1試合だけで、1試合目の10分だけで人を魅了する力を持っています。むしろそこは、1試合目のサポーターをどこまで引き込むか、普段からスタジアムに通うみなさんたちの力の見せ所ではないでしょうか。
 
 このような事を思うのも今の雰囲気が良くて、チームも強くて、だからこその欲ですし、正直語り草となっている10年前の雰囲気へのあこがれもやっぱりあるからだと思います。(笑) けれど昇格10周年となる記念試合が終わり、向かう先は次の10年です。選手たちがノンストップで前へ前へとプレスをかけているように、僕たちサポーターもノンストップで前へ向かって応援し続けましょう!

田部井 快
1991年生まれ。群馬県出身で、新潟大学への進学を機に新潟に移り住む。大学2年からホームゲームを中心として本格的に観戦を始め、今年からはアルビ新大プロジェクトに加入。自分が受けた感動や興奮を共有し、新大・新大生をオレンジに染めるべく日々活動している。また、アルビ通して地域、コミュニティが形成されている姿に大きな衝撃を受けたため、卒論はそれらについて執筆予定。

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