モアブログアーカイブ【Still growing up】敷居をまたごう

モアブログアーカイブ【Still growing up】敷居をまたごう

この記事は、新潟日報モア「サポーターブログ」の再掲載です。序文はこちら

【Still growing up】敷居をまたごう

2013年11月05日

 
  みなさんこんにちは!新大4年の田部井です。まずは新大プロジェクトの近況報告を。前回のホームゲーム湘南戦で、新大発のバスツアーを行いました。このツアー、ただ新大からチケット付きのバスを出すというだけではなく、普段は見ることができないスタジアムの裏側ツアー、ピッチアップの見学など盛りだくさんの内容。ツアーの参加者には、普段からスタジアムに足を運ぶ学生サポーターはもちろん、初めてビッグスワンに行くという方から家族連れまで、様々な方に参加していただきました。
  そして、プロジェクトのメンバーはというと、このツアーのアテンド役に挑戦。パンフレットを作成したり、バスの中でガイドをしたりと参加者をおもてなし。初めての試みだったので、課題も見つかりましたが、ホーム7連勝や相手GKアレックスサンターナの攻撃参加もあって(笑)、たくさんの笑顔をみることができました。
 
  僕はアテンド、ではなく参加者の一人として楽しんだ訳ですが(笑)、スタジアムに一緒に行くという直接的な企画だけあって、参加者にも企画者にも大きなプラスとなる経験になったのかな、と感じました。来シーズン以降も、皆さんを楽しませるような企画をたくさん行っていきますので、これからもよろしくお願いします。そして、アルビに、プロジェクトに興味のある新大生は、ぜひ僕たちと一緒に学生サポーターを盛り上げましょう!
 
 
  さて、今回のツアーで初観戦を経験してくれた方々もおられるわけですが、やはりどれだけ誘っても来ない人って、周りに必ずいますよね。僕はまず高校の時のサッカー部の仲間がそうでした。みんなサッカーをやっている。なのに、僕だけしかザスパを見に行かない。水曜のナイトゲーム、土日のデイゲーム、部活をサボって球場に向かうのは、僕だけでした。(笑)サッカー部のみんなはきっと、自分がうまくなる事にしか興味がないのでしょう。だから高校サッカーは割と真剣にみんな見るんです。つまりサッカーを趣味や娯楽と結び付けていないというのが、その当時僕だけがザスパジュニアユースと練習試合をした時にテンションが上がって仕方なかった理由に違いありません。
 
  では、他の人たちはどうしてそこまで興味を持たないのでしょう。当然理解している方もいらっしゃるとは思いますが、僕は誘えども誘えども華麗に聞き流す友人たちに聞いてみることにしました。少し紹介したいと思います。
■アルビについて全く知らない自分が初めて行ったところで、盛り上がれるわけがないし、周りにテンションの高い人ばかりだろうから一人だけ静かにしているのも申し訳なくなりそう。
■アルビサポーターは身内で盛り上がっている感じがすごくする。温度差を感じるのが怖い。
■サッカーをしたことが無いから、選手やチームがどう凄いか、つまり特徴(どのチームを応援したいか)がよくわからない。解説を聞きながら見てやっと理解できるので、生で見る意義が無い。
■アルビ好きの友達をみていると熱狂的過ぎて差を感じてしまいそう。敷居が高い。
■サッカーに興味が無い。友達の家に行くと、家の中がアルビだらけの人がよくいたが最近はあまり見かけなくなった気がする。
■スポーツとは無縁の家庭環境だったから。テレビで試合を放送しているとたまに見るが、スタジアムに行ってみよう!とはならない。
■自分は県外出身だが、プロスポーツがあって当たり前という空気ができているのはうらやましい。しかし、見に行こう!友達を誘おう!という段階まで自分は来ていない。
  このように、偏見甚だしいな!という意見から、意外とあと一押しなのか、と感じるものまで、様々なものがありました。僕は意見を聞いていて、「敷居」と「環境」が大きな要因だと改めて感じました。
  一度も訪れたことのない人は、総じて敷居の高さを気にします。熱狂の渦の中で乗り切れないのが申し訳ないとか、ユニフォームを着ていかなきゃいけないのかな、とか、当たり前のように足を運んでいる僕たちが思っている以上に敷居の高さを感じているのでしょう。敷居なんて、と言う方も、自分自身にも意外と気づかない壁があるのかもしれません。普段Wスタンドで見ている方はNスタンドに敷居の高さを感じているかもしれませんし、Nスタンドで応援している方も、あと1ブロック、2ブロック中央に寄ることに壁を感じているかもしれません。
 
  そんなの、来なきゃ分かんないでしょ、と彼らに言って、来てくれるなら簡単です。でもそんなに簡単ではないのが現実問題なのです。敷居を下げようと一から熱くアルビを説明したらかえって、余計な温度差を与えてしまったり、傘だめ!とか缶だめ!といったルールの段階で心を折ってしまったりと苦労もみなさんされてきたと思います。そんな時、自分たちが越えて来た、たった一歩のその体験こそが、新たなサポーターを誘うヒントになるかもしれませんね。みんなでヒントを共有しましょう!
 
 
  前述のツアーで、試合観戦が終わってバスに乗り込むと、後ろの女子大生が早速スマホで選手を検索し始めました。新大プロジェクトが作成したパンフレットに「イケメン」として紹介されていた選手を試合で見たので、改めて調べていたようです。理由はどうあれ、試合をみてそれだけで終わってしまうよりはるかに上のステップですし、僕はそれでもいいと思っています。むしろこうゆう人たちを歓迎していくところから始めればいいとも思っています。スタジアムのゲートという大きな敷居をまたいでくれるのですから。僕だって最初はビッグスワンは新潟にいながらFC東京が見られるラッキーな場所としか思っていませんでした。それから一度のつもりでWゲートを跨ぎ、いつしかNゲートを跨ぎ…。
 
 
  当然、こんな文章だけで、答えが見つかるわけがありません。また、みなさんのベクトルが「4万人の熱いサポーターを創りだす」ところに向いているのか「4万人を集める」ところに向いているのかでも違ってくると思います。今回は興味のない人がどうして興味がないのかを改めて知りたくてこのような記事を書かせていただきました。普段からビッグスワンに通う皆さんはもちろんお分かりですが、スタジアム観戦の敷居の高さは思ったよりもずーっと低いものです。見る人によって高さが変わるその敷居を、たくさんの人に跨がせて、仲間みんなでACLや優勝といった跨ぎたくても跨げない憧れの敷居を、跨ぎたいですね!

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田部井 快
1991年生まれ。群馬県出身で、新潟大学への進学を機に新潟に移り住む。大学2年からホームゲームを中心として本格的に観戦を始め、今年からはアルビ新大プロジェクトに加入。自分が受けた感動や興奮を共有し、新大・新大生をオレンジに染めるべく日々活動している。また、アルビ通して地域、コミュニティが形成されている姿に大きな衝撃を受けたため、卒論はそれらについて執筆予定。

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