【燃え上がれ清五郎】伝えたい、この思い、アイシテル、ブルーノ・ロペス

【燃え上がれ清五郎】伝えたい、この思い、アイシテル、ブルーノ・ロペス

この記事は、新潟日報モア「サポーターブログ」の再掲載です。序文はこちら

【燃え上がれ清五郎】伝えたい、この思い、アイシテル、ブルーノ・ロペス

2013/06/20
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 ブルーノ・ロペス選手の退団を知り、仕事や授業が手につかないみなさん、こんにちは。
 同じく、ただ、ただ、驚いて、さみしくて、どうしたら良いか分からない私です。
 
 本当は、初回ということで自己紹介的な文章を提出していたのですが、日報さんに無理を言って急遽変えてもらい、こちらを書いています。ぐだぐだな内容になる可能性が高いのですが、そこは大目に見てください。
 
 実は、今日、感染性胃腸炎という事で仕事を休んでいました。
 病院に行って、ちょっと落ち着いて、ああ、こんなことならコンフェデ見れたなあ(そのころは強烈な吐き気でそれどころではなかったのですが)、とツイッターをごそごそ眺めていたら、イタリア戦おもしろかった、勝たなきゃだめだ、などなど代表戦の感想が怒涛の勢いで続く中で「ロペス、、、」「ブルーノ、まじか」という文字がちらほら。え?何?イタリア戦の感想多すぎ!と焦っていると、アルビレックス新潟の広報さんのツイートが・・・。
 
サマーフェスタも秋田キャンプも参加していたようだし、完全に油断していました。
久しぶりにモバアル(アルビレックス新潟の有料公式サイト)を開く手が震えました。
読むと、ロペスの夢だったヨーロッパでプレーできる可能性があり、そのための退団だとの事。少しほっとして、そして、その後に続く彼のコメントに、涙が止まりませんでした。そして、私がいかにロペスを好きだったのか、あらためて思い知らされました。
 
今期中断前、FWの中で唯一得点の無かったロペス。
来日した年こそ、ロペスが唯一の得点力という勢いを見せてくれましたが、昨年からなかなか得点を取れず、勝てなかった試合などでは、ロペスがボールロストするからだ、とか、周り見ろとか、嘆く声が聞こえてきました。私自身も、ロペス、がんばってるのは分かるけど、ゴール決めてよ・・・と思ったことも口に出したこともあります。
今年は特に、川又堅碁選手が爆発したこともあり、余計期待と失望が入り混じったような雰囲気がありましたよね。スタジアムでも、ロペスが何かすると、ああ、という様な声が目立っていたように思います。いや、ほかの選手やこれまでと変わらなかったのかもしれませんが、私も思っていたから、余計目立って感じたのかもしれません。
こんな雰囲気や声は、直接じゃなくてもロペスにも伝わってしまっていたのではないかな。それなのに、それなのに・・・
 
『サポーターの皆様には、今までと変わらずチームへのサポートをお願いします。皆様の声援がチームの力の源になっていることを、知っていただければと思います。僕自身、新潟のユニフォームを着てプレーできたことは大きな誇りです。自分の気持ちのすべてを伝えることは簡単ではありませんが、新潟に関わる方々に、深く感謝を申し上げます。』
 
最後の最後で、ロペスはこんな事を言ってくれました(アルビ公式より引用)。
 
選手の退団コメントは、誰もが感謝の言葉を言ってくれます。プロなんだから、まあ、そう言うよね~、という気持ちで眺めることもあります。大人っていやらしい。
でも、ロペスのコメントをそんな風に斜めに読んだ方はいらっしゃいますか?そんな人は私が小1時間説教です。きっとこのまんまの気持ちを持ってくれていると、私は信じています。
もしかしたら、前半戦で10得点位とっていたら、また違う心持ちになったかもしれない、それは否定しません。それでも、裏切り者とは言わないだろうな。なぜならブルーノ・ロペスだからです。彼のプレーと同じ同様、まっすぐで、真摯で、憔悴しきったちょっと泣きそうな顔でまた走り出す、彼の姿を想像してしまいます。理屈じゃないんだぜ、という世界です。
 
アルビレックス新潟は残念ながらお金持ちなチームじゃありません。
大阪や埼玉のクラブのように、有名な選手を海外から引っ張ってくることは、まあ、出来ないですよね。
戦力的には、エジミウソンやマルシオや、他多くの主力だった日本人選手の退団よりダメージは少ないかもしれない。
でも、こんなコメントを残してくれる選手がいる事を誇りに思いたい。
 
以前、Jリーグのチームでブラジル人通訳をされていた方にお話を聞いたことがあります。(新潟がJ2時代で、何度か対戦をしたチームでした。)
新潟といえば、とにかくビッグスワンのすごい雰囲気と、ブラジル人選手がことごとく輝いている事が印象的だったと話してくれました。通訳さんがいたチームに限らず、日本に来るブラジル人は間違いなく上手いし能力が高い。でも、多くの外国人がチームや環境に馴染めず、日本を去ってしまう。それは、選手同士やクラブの問題でもあるけれど、それだけの簡単な問題ではなくて、例えば町で食事をした時やちょっとした事も関係しているだろうな、という事でした。ブラジル人は当然目立ちますよね。地方では特にそうかと思います。そうすると、周囲の人はなんとなくヒソヒソと噂をしていたりします。言葉が分からなくても、分からないからこそ、なんとなく空気は分かるのではないでしょう か?日本人が海外に行って感じるのと一緒です。新潟はその辺もブラジル人選手が成功する雰囲気あるんじゃないかな、と言われました。誰だか分からないけれど、なんかアルビの新しい選手みたいだよ、がんばってほしいね、歓迎するよ!という雰囲気。
 
今は多少変わっているかもしれませんが、ブラジル人が最初に日本に来る理由は、口ではなんとでも言うけど、お金以外ありえないらしい。そりゃそうだ。
 
 でも、やっぱり人間だからそれだけではモチベーションが継続しない。基本的には大家族気質というか、困ったときには誰かの力になりたい、という気持ちの強いのがブラジル人らしい。涙もろく義理人情的なタイプも多いらしい。仲間のためには本当に一生懸命がんばってくれる。後、スーパーなブラジル人が来る事はまれだから、新潟みたいに愛されたら、それはたまらないはず、とも。
 
私は新潟に住んでいないから、実際の所は分かりません。
新潟の方も意識している訳ではないのかもしれませんね。
でも、そうなのであれば、これからも、そういった新潟の良さは変わらないでいてほしいです。
お金を愛情で補うのは限界もあるだろうけれど、0(ゼロ)ではないことを、ロペスのコメントは伝えてくれたのではないでしょうか。
これはブラジル人に限った話ではないですよね。
 
最後に。
新潟に住んでいないことを、こういう時に一番残念に思います。
ロペスの帰国が決まったら、クラブから正式に広報があるとの事。
どうか、みなさん、ロペスの門出を盛大に祝ってあげてください。
離れ離れになって淋しい気持ちを伝えてください。
どこまでもチームのために走ってくれたロペスに感謝を伝えてあげてください。
きっと、その声が、これからのロペスを支える勇気になると信じて。
 
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今井浩美
1973年生まれ。新潟市で生まれ育つも、大学進学とともに県外へ。以後、京都→大阪→現在愛知在住。J1昇格とともにサッカー観戦にはまった、まさにアルビバブルの申し子。新潟を離れた年月と比例して新潟愛が強くなるな、と感じる今日この頃。ビッグスワンへは年数回、西日本アウェイを中心にゆるく応援をしています。

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