【Review】第2節 ジェフユナイテッド市原・千葉戦

【Review】第2節 ジェフユナイテッド市原・千葉戦

やったーー!勝ったーーー!
やりましたね、今季初勝利。
スーパーミドル、結婚記念日弾、らしからぬ(失礼)クールなフィニッシュ、そして新星の鮮烈すぎるとどめの一発。
ぼんぼりに勝利の灯りがついて、歓喜の笛太鼓が聞こえる幸せな1日になりました。

スタメン

まずうちは前節から全く同じスタメンでした。
シルビーニョが初のベンチ入りを果たしました。
対する千葉は前節前半で負傷交代した矢田、茶島が欠場というのは予想どおりでしたが、システムを4-3-3に変更してきました。
アンカーに熊谷、インサイドハーフに小島と堀米。
そして右サイドに船山、左サイドにアランピニェイロを配置して前線にクレーベを起用してきました。
前節はラスト15分だけの出場でしたが今季加入の元セレソンFWをホーム開幕戦で早速スタメンに使ってきました。

前半

このオフ、2005年の開場以降初めて全面張り替えを行ったという綺麗な芝には朝から降り続いていた雨がたっぷりと含まれていました。
そんなスリッピーな状況とお互いが前からプレスをかけにいったことで、ボールコントロールが多少難しく見えるところがあり、中盤でのルーズボールの奪い合いというシーンが立ち上がりはよく見られました。
5分、善朗が起点となって粘りながらレオナルドへつないで最初のシュートシーンを作りました。
奪い合いの中でうまく中盤のスペースに入った選手を使ってチャンスを作るというシーンをこれを含めてあともう1回くらい作りましたが、少しずつジェフのビルドアップが落ち着いてきて、というより短く丁寧に繋いで運ばれるようになったことでブロックを作って守る時間が徐々に増えていきます。
ただ、それに対しての守備に関してはしっかり中へのパスコースを締めて、連動したスライドをしながら落ち着いて対応することができていました。

欲を言えば奪った後をもっと丁寧にやれるといいのかなと思いました。
自陣で奪った後が少し雑で簡単にまた相手ボールにしてしまっている印象だったので、素早くフォローに入って密集地帯を抜けられるようにポゼッションの質を上げるのか、またはシンプルに前線へ送るのであればFWとの意思疎通やそのFWへのサポートなのか、解決策は1つではなくいろいろ考えられますが、そこが向上すれば我慢する時間も減らせるのではないでしょうか。
16分に堀米の左CKを増嶋にあわされたシーンくらいしかひやりとしたシーンはありませんでしたがペースとしてはジェフが握っている感じで推移していました。
堀米、小島がうちの2トップの脇に下りてポゼッションを安定させていましたし、うちのビルドアップに対してもインサイドハーフが前に出てCBへプレスをかけることでうちは少し窮屈になってしまうケースが多々ありました。
しかしそんなやや押されていた中でスーパーゴールが飛び出します。
30分。相手のビルドアップに対して右サイドから順番に、サチロー、達也さん、レオ、善朗とプレッシャーをかけて小島の縦パスを泰基がカットします。
奪いきることはできませんでしたがルーズボールをサチローがスライディングで先に触って達也さんへ繋ぎます。
前を向いてワンタッチ、ツータッチでベストポジションにボールを置くと右足ズドン!ワォ、アメージング!
まさにいい守備からいい攻撃。
まずサチローが下平に寄せにいったところでスッと熊谷へのパスコースを消した達也さんの動き。さらにそこから下がったボールに対してのスプリント。それに呼応してレオが増嶋に寄せた後ろで、ボールをもらいに下がってきた船山にしっかりついていった大。
そして右の小島へ出た時には完全に詰んでいました。
サチローのスライディングでのラストパス、そして達也さんのツータッチした後の少し溜めて歩幅を合わせたわずかな微修正。どれもお見事。
今季ベストゴール有力候補がもう飛び出しました。

直後ジェフは小島、熊谷の2ボランチに変更します。
4-2-3-1で2列目の右サイドに堀米、左にアランピニェイロ、トップ下に船山。前節と同じ形に戻しました。
しかしリードしてからはジェフがあまり取りに行けなくなりボールを持てるようになりました。
持てるだけでなくそれをちゃんとチャンスやシュートまで持っていけていたのがさらによかったです。
そしてなんといっても忘れてはいけないのが34分28秒から45秒までの17秒。
オーレの声とともにテンポよく繋がるパス、パス、パス。
マンチェスターシティなんじゃないかと思っちゃいました。
見返したら善朗が拍手してから両手上げて煽ってくれていました。
4ゴールもさることながらあのシーンだけで白飯のおかずになりますね。

後半

ジェフは再び形を変えます。
アランピニェイロ、クレーベの2トップにして、右サイドに船山、左サイドに堀米の4-4-2に変更してきました。
エスナイデルさん的には別に4-4-2にしたわけではなかったようですが、いずれにしろアランピニェイロをゴールの近く、中央へ置きたかったということだったようです。
57分、達也さん→新太。
これはいつものタイミングでの交代でしたが、この日は4分後にすぐ2枚目のカードを切りました。
61分レオ→貴章。2トップを残り30分の段階で入れ替えました。
貴章投入はひょっとするとセットプレーの高さ対策みたいなところもあったのかもしれません。いや、なかったかもしれません…すみません、分かりません。
ジェフは59分に下平→乾、69分に船山→田坂。
60分過ぎに右の船山と左の堀米のサイドを入れ替えていましたが、田坂投入で再び堀米が左、田坂が右に入りました。乾はそのまま左SBに入ります。
乾が多少積極的に前に出てきてクロスを上げてはいましたが、特別ベンチに下がった選手と何か大きく違う役割を託されていた感じには見えなかったのでその点でうちとしてもやることは変わらず守ることができていました。
そしてその田坂投入の1分後。
大谷のゴールキックをエベルトがクリア。尚紀がダイレクトで前線へ。
新太が収めて右のサチローへ渡すとそこから右の裏のスペースへ出ます。
貴章と増嶋の競走。増嶋が先に体をぶつけますが、貴章持ちこたえてボールを残し、新太が冷静にラストパス。待っていたのは善朗!
昨年加入して以降主に途中出場から攻撃のアクセントになっていた善朗。
しかし結局昨シーズンはリーグ戦でゴールが取れませんでしたので、ひょっとすると最もゴールを欲しがっていた選手であり、そしてサポーターも待ちわびていた選手かもしれません。
そんな彼のようやく生まれたゴール。
しかも3月3日。背番号の由来でもある結婚記念日。
かっこよすぎる。これは「惚れてまうやろ〜」案件ですね。

はい、戻ります。
74分、堀米の右CKを増嶋ヘッド。1点返されます。
この日のセットプレーは増嶋のマークを新井が担当していたため、どうしてもそのミスマッチを前半から狙われていました。
当然、だから新井の責任、なんて安易な話ではありません。
ミスマッチなんてやる前から分かっていることですから、それを踏まえてじゃあどうするかが大事なわけです。
ストーンの選手のポジションを少し下げるのか、それとも前線に残している1人も戻して中央にゾーンで立たせるのか、はたまたマークの割り振る順番を変えるのか。これもまた解決策は1つではないですが、今後の改善に期待したいところです。
79分ジェフはゲリア→工藤。
田坂を右SBに下げて中盤をダイヤモンドの形にします。
アンカーに熊谷、右小島、左堀米、トップ下に工藤という形でした。
それに対して83分、うちは善朗→柳。
大を左SHに出して柳をCBに入れ、新井をボランチに上げます。
新井には工藤をしっかり監視しろという指示が出ていたようです。
ビルドアップする時はアンカーの熊谷がCBと並んでほぼ3バックになりSBを高い位置に押し上げていました。
トップ下に工藤を入れて彼が縦横に動き顔を出すことで多少攻撃に流れができました。
それでもやっぱりブロックの外を回っている時間がほとんどで、工藤自身に関しても新井が自らに課されたタスクを指示通り遂行していたことで決定的な仕事はできませんでした。
そして新井は最後に課されたタスクに加えてさらに2つ仕事をやってのけます。
まず89分。
大谷のゴールキックをサチローと乾が競りエベルトがクリア。
このボールを新井がヘッドで前線へ送ります。
新太には収まらずも後ろにいた貴章がそのまま抜け出し、GKとの1対1で冷静に相手の逆を突く貴章らしからぬ(ごめんなさい)シュート!
終了間際に大きすぎる追加点を新井がお膳立てします。
さらにアディショナルタイムの目安を過ぎた+5分。
大谷のゴールキックからジェフが跳ね返したボールを大武が冷静にカウエへ繋ぎます。
カウエからボールをもらった大は相手にファールされながらも前へ送り新太が拾います。
新井を経由して右のサチローへ渡り、新井がフリーランニングしてできたスペースで新太が再びもらうと、DFの寄せが甘いと見てすぐに前を向いてパス。抜け出した新井がニア上ズバッ!
前節エロいパスでサポーターを虜にしたかと思ったら今度はえぐいシュートでゴールまで奪ってしまいました。恐るべし。
こんなセンセーショナルな活躍をされるとすぐ他所にバレてしまいそうで不安ではありますが、どうにか都合よく森保さんにだけ見つかることを期待せずにはいられません。
試合終了、1-4。
2019年初勝利。万歳。

勝って兜の緒を締めよう

前半は0-0だったとしても御の字だとは思いましたが、我慢しながらしっかり先制できたこと、そして後半もボールは持たれながらもチャンスを確実に活かしてリードを広げて、最後に突き放す素晴らしい試合運びを見せてくれました。
大武、新井は相手のクレーベやアランピニェイロとも堂々とやりあっていて、さらには新井だけでなく、この日は大武も素晴らしいフィードを見せていて、さながら数シーズン前のバイエルンミュンヘンのフンメルス、ボアテングを彷彿とさせるような(持ち上げ過ぎ?)パス出しを見せてくれました。

しかし。
粗を探すわけではありませんがジェフの攻撃に迫力や恐さをあまり感じなかったのも事実でした。
インサイドハーフの小島と堀米がうちの2トップの脇に下りてポゼッションを安定させたと書きましたが、それがあまりにボールをもらいに来すぎていた気もしました。
アランピニェイロ、船山、クレーベができるだけ相手陣内でプレーできるように3トップにしたそうですが、サイドの船山とアランピニェイロは外に張っていることが多かったため中盤の3人と距離が遠い感じがしました。
少し長めのパスでその張っているサイドの選手へのフィードもありましたが、うちとしては最低限のスライドと中を締めるということができれば十分に対応することができるものでした。
もしサイドのアランピニェイロと船山が内側に入ってうちのライン間を狙いSBが高い位置に出るような動きを見せていたら、うちの守備(特にボランチ)はどうしてもそこが気になります。
そうなると小島、堀米にもっと高い位置で、かつ前を向いた状態でボールを配球されたかもしれないと考えるとどうだったのか?
また為田のようなドリブラーにどんどんサイドから仕掛けられたらどうだったのか?
後半2トップにしてから解説の名良橋さんもおっしゃっていましたがアランピニェイロ、クレーベにもっと強引に放り込むような形で攻められたらどうだったのか?
ジェフの課題を挙げちゃっている感じになっていますが、それは=うちとしては助かった部分であり、そういう状況を強いられずに済んだだけとも言えるわけです。
攻撃に関してもやっぱりもう少し安定して持つ時間があった方がより楽にゲームを運べるとも思えるのです。
ビルドアップのところで早めにカウエに預けて、彼が前を向いた状態であればいくつか悪くない形もありましたが、そうでない時、例えばカウエが後ろ向きでプレスをかけられてしまった時、カウエがサポートに行く前に2CBに対してプレッシャーをかけられた時、そのような状況での逃げ方や運び方はもう少し整理したいところです。

勝利を噛み締め咀嚼する

というわけで最後に兜の緒を締めてみましたが、勝つってやっぱり最高ですね。次の試合まであと何回ハイライト見ましょうか。
とりあえずゴールシーンと前半34分28秒からのパス回しを存分に味わいたいと思います。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。

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