しがみつきたい【展望】第35節 ツエーゲン金沢戦

しがみつきたい【展望】第35節 ツエーゲン金沢戦

こんにちは。

選手権の組み合わせ抽選がありました。
初戦から山梨学院-米子北、星稜-作陽、神奈川王者-東福岡、広島皆実-青森山田、遠野-神戸弘陵などなど名門校同士の対戦が目白押しとなっています。
ただそんな中でもやっぱり帝京長岡と、来季うちへ加入が内定している小見君擁する昌平、この2チームが新潟県民且つ新潟サポーターとしては注目になってくるでしょう。それぞれ帝京は履正社、昌平は高川学園という強豪校と初戦から対戦することになりましたが、トーナメント的には順調に勝ち進めば準決勝で当たりますから、そんな2チームの直接対決も勝手に期待しておきたいと思います。
また、ちょっと前にも書いた気がしますが、今回は開催されるということ自体に喜びと感謝を感じつつ、存分に楽しみたいとも思います。

紅白歌合戦の出演歌手も決まったりして、何だかいよいよ年末年始のムードが感じられるようになってきた今日この頃です。

今年の目標が潰えて最初のゲーム

さて、リーグ戦もちょうど残り1カ月というところまで来たタイミングで迎えるのが第35節です。
久々の休養を挟み、我々としては1カ月ちょっと振りに土曜開催となる今節は、アウェーでツエーゲン金沢と対戦します。

金沢は現在勝ち点43で14位。前節敗れた時点で今季の昇格の可能性は完全に消滅しました。といってもヤンツーさんのチームですから、それで集中が切れたり緩んだりするチームではないでしょう。うちとしては前回3-5という派手な打ち合いで敗れている相手でもありますし、今節も心して臨む必要がある強敵との対戦です。

前回対戦から32試合、期間にすると4カ月ちょっと過ぎているのでザッと金沢の流れを振り返ってみます。うちと対戦した3節が今季初勝利だったのですが、そこからは2度の2連敗も含め勝ちと負けを繰り返す不安定な時期が続きます。
しかし、8月29日の15節で山口に勝利すると、そこから勝ち切れない試合もありつつ12試合で5勝6分1敗と約1カ月半の間をたった1敗で乗り切ると、この期間に順位も14位から8位まで上げました。
ところが、27節で磐田に敗れるとそこから2分4敗と6試合勝ちから遠ざかる苦境に陥ってしまい、せっかく膨らみかけていた希望も萎んでしまいます。前々節群馬相手に久々の勝ち点3をゲットしたものの、前節再び敗れてしまったことで前述の通り昇格の可能性が潰えてしまいました。

「イメージとデータが逆」

4-4-2という陣形をベースに全体をコンパクトに保ち、ハードワークをしながらアグレッシブな守備で奪って速く攻めるというスタイルが以前から今に至るまで一貫しているチームです。
ですから金沢も前回対戦時からそれほど大きな戦い方の変化というのはないのですが、強いて挙げると、守備の際に相手が3バックやうちのように1人が下がって3人にして、SBやWBに幅を取らせるチームに対して、以前は片方のSHが下がって後ろの人数を合わせ、相手の後方の選手にはある程度持たせるパターンがよく見られたのですが、ここ最近の試合を見る限りでは極力4-4-2の形を維持したまま、SHが外側を切りながらCBまで寄せて行くという形が基本になっているように見えました。
また、相手が後ろで横にボールを動かしている際にスライドしながらあらかじめ嵌める準備ができた場合は、SHが中を閉めて外に追い出し、SBが高い位置まで出てプレス掛けるという寄せ方も使い分けながらできていました。
以前よりも前からのアグレッシブな守備が整理されてきている印象です。

とはいえ、組織的で積極的な守備が持ち味のように見える金沢ですが、北九州の小林監督も「イメージとデータが逆」と仰っていたように、失点数はここまで50とリーグワースト5位の多さとなっています。
前節の大宮戦では「マンツーマンの相手は我々が動くことによって相手も付いてくるし逆にスペースが作りやすい」という高木監督の言葉を実況の西さんが紹介されていたのですが、きっちり人を捕まえに来る金沢の守り方はそういったリスクもハッキリしています。
またここ何試合かの課題として、人数は揃っているんだけどアプローチしきれずにやられるというシーンも時折見られました。

新潟としてはまず最初のプレッシャーをいかに抜けるかということと(最悪厳しい時はシンプルにスペースへ送るもアリ)、流動的に動きながら誰かが空けたスペースをしっかり狙うということ。
特別なことではありませんが、ある種オーソドックスな相手だからこそ、いつも以上にそういったことが求められてくると言えるかもしれません。

嫌な位置を狙う2人、でも一番怖いのはルカオ

攻撃面に移ります。警戒すべき選手を3人挙げようと思いますが、まずはここ最近特に存在感を示しているSHの下川と本塚という2人の選手について。
下川はSBもボランチもできるユーティリティな選手ですが、最近は左SHの位置から中に入ったり、時には逆サイドまで大胆に動いたりしながらボールに絡んで起点を作る働きをしています。金沢の中では特にボールコントロールが正確な選手という印象です。
そして右SHの本塚も、内側に入ってボールを受けようとするのは下川と同じなのですが、相手の急所となるポジションに下川ほど動かずにスッと潜るイメージで入ってボールを受け、そこからラストパスやシュートを狙うことができます。
レフティーの選手なので、右サイドから中に入って受けることで得意の左足を活かせているという点において、前節対戦した千葉の堀米と似たような感じと言っていいでしょう。

ただ、ポゼッション率がリーグの中でも1、2の低い数字となっていることからも分かるように、やっぱり一番脅威なのは奪ってからのカウンターです。
そのメインキャストとなるのがもう1人の警戒すべき選手であるFWのルカオです。
とにかく強くて速い。一本のシンプルなロングボールでも、完全に相手DFにマークを付かれて後ろ向きの状態でも、1人でなんとかできてしまう推進力と迫力があります。
セットプレーで金沢が守備をする際も、普通であればルカオのような選手はニアのストーンや相手の高い選手をマークする役割を担うところですが、金沢はフィールドプレーヤー9人が戻ってルカオだけ前線に残すやり方で守っています。それくらい信頼もされていて、チームとしても彼を最大限に活かそうとしています。

新潟としてはできれば1人ではなく複数で対応したいところです。
あとはやはりそもそも彼にボールが入らないように高い位置からプレスを掛けて制限することが肝心になってくるでしょう。
先程も書いたように金沢はポゼッション率が低く、繋ぐことをスタイルとしていません。ビルドアップの形はそれほど豊富ではない印象ですし、ここ数試合を見る限りでも細かく繋ぐシーンでのイージーミスは散見されました。そういったことからも高い位置からのプレスというのは大いに効果があるように思います。
前回対戦時に新潟は今季最も高い支配率でありながら敗れてしまっているので、ボールを持てばいいということではないのは重々承知していますが、それでも失ったボールは素早く奪ってできるだけ自分達の時間を長くすることが勝利への道なのかなとも思います。

最後に

いよいよ最後の5連戦スタートです。
苦しい台所事情は続くかと思いますが、何とかここで悪い流れを払拭してそのまま最後まで走り切れるような勢いのつく勝利を願いたいと思います。

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