橙の波とどろ【展望】第13節 松本山雅FC戦

橙の波とどろ【展望】第13節 松本山雅FC戦

こんにちは。

一応“雪国・新潟”の生まれではありますが、とはいえ新潟市内ですから毎年何メートルも積もる大雪というのは結局ニュースで見る話なわけでして、雪国の生まれと言うのにはちょっとおこがましさみたいな感覚があります。
また、ぶっとんでいることでお馴染みのアルビレックス公式LINEでも、ところどころ現れる方言が読み聞きはできても使ったことないとか、何なら意味も含めてピンとこないなんてことがそれなりにあります。

そんな薄味新潟県人な自分でも、田んぼに水が張られるこの時期の風景というのは妙に落ち着くというか、ここが自分の地元なんだと思い出させてくれるものになっています。
ちょっと前に善朗がインスタライブで『田んぼの広がる風景が新鮮』といったことを話してくれていましたが、改めてお米のおいしい土地に生まれ育ったことを嬉しくなるというか感謝したくなりました。

華麗なる復活

さて、田植えの季節の3連戦も今節がラストとなります。今節ホームに迎えるのは現在10位の松本山雅FCです。
9節終了時点ではわずか1勝で最下位に沈んでいた松本ですが、そんなタイミングで前節の大宮同様クラブからの声明、いわゆる“お気持ち表明”がありました。するとそれが効果を発揮したのか10節からは3連勝ということで、見事なまでの復活を遂げています。

昨年途中から就任した柴田さんが今季も継続して指揮を執ることになったとはいえ、レンタルから完全移籍に移行した選手も含めてオフにはインアウトそれぞれ15人以上の大きな入れ替わりがあったので、そういったことも序盤に低迷した一因だったのかなというのは何となくの推測です。

前からのプレス、下から潜るか上から飛ばすか

そんな不振からの脱却を果たした松本についてここからはちょっと細かく見て行きます。
今季は主に3-5-2、もしくは3-4-2-1という形をベースに戦っています。直近の3連勝は全て3-5-2でスタートしているので今節もそのままの形を予想していますが、前節は途中で守備の嵌りが悪かったのを気にしてか前半の内に3-4-2-1へ変更していたのでこの辺りは柔軟に使い分けができるチームです。
ただいずれにしても3バックがベースのチームであることは間違いないでしょう。

3バックが基本のチームですから、まずセオリーとして狙うべきは3バックの脇ということになります。4節の千葉戦や7節の磐田戦でも自分達のペースで押し込めていながら、サイドに起点を作られたところから失点というケースがありました。
また今季ここまでの失点の比率で言うと70%近くがセットプレーを含めてサイドから喫しているというデータが出ているようなので、その点は前節の大宮と同じようなウィークポイントがあると言えるでしょう。
ただ、大宮よりもCBが1人多い布陣ですし、マーキングのズレもそれほど顕著に目立ってはいるわけではないという違いがあるのかなとは思います。

先に弱点を挙げてみましたが、守備面においては前からプレッシャーを掛けるというのがこのチームの特徴の1つであり、またそれが自分達のペースにできているかどうかのバロメーターにもなっている印象です。

3-5-2という2トップ+3センターであるとすれば、焦点になってくるのはうちのSBに対して3センターがスライドして見に来るのかそれともWBが出てくるかというのがまず1つ。さらにうちのボランチが下りてビルドアップをサポートした場合に今度は誰がどの程度出てくるのか。このあたりをしっかり確認しつつその都度空いてくるスペースを活用できるかが問われるポイントかなと思います。

ちなみに前々節松本と対戦した北九州は、前半松本のプレスに苦しんだことを踏まえて、後半シンプルなロングボールを送ることによってそのプレスを引っくり返してゴールを奪うことができていました。
こういう手数を掛けない攻撃もビルドアップが思うように行かなかった場合に備えてしっかり懐に忍ばせておきたいところです。

駆ける横山、違いを作る河合

攻撃に関しては、プレスを掛けることで奪ったところからのショートカウンターや、蹴らせて回収してからのやはりカウンターというのが現状は特に脅威に感じられる形となっています。
そんな松本の攻撃において特に警戒しておきたい選手がFWの横山です。
今季東海大高輪台高校から加入したルーキーなのですが、とにかく足が速い韋駄天タイプの選手です。
前節相模原戦も試合の序盤からまずはシンプルにサイドや裏のスペースに横山を走らせる形を狙っていて、実際先制点はその形で横山が抜け出したところからオウンゴールを誘発しました。

また、守備においてもその俊足を活かしたプレッシャーが相手にとっては非常に厄介な存在となっています。うちとしては前節も高いラインの裏に抜けられての失点でしたから、今節も十分に気を付けないといけないでしょう。

そしてもう1人警戒すべき選手として挙げたいのが今季琉球から加入した河合です。
カウンターが強みであるのに対して、ビルドアップからの崩しといった部分は今のところそれほど機能しているとは言いづらい状態なのですが、その中でもこの河合が3バック+アンカーの後方部隊と、2トップや高い位置に張り出すWBなどの前線とを繋ぐコネクターのような役割を担っています。

タイミングよく中間のスペースに顔を出してボール引き出したり、リズムが悪ければ自らアンカーの脇まで下りてボールをもらったりしながらテンポを作り出します。
さらに前々節北九州戦の先制点のように、攻撃の作りの部分に関与したところから、スペースを見つけてゴール前へ飛び出してフィニッシュということもできる選手です。

逆に言うとこの選手に自由を与えなければ、ビルドアップは外側のWBに追い出されるような流れが多くなったり、手詰まってシンプルな長いボールを蹴らざるを得なかったりというパターンがこれまでの試合を見る限り多いように感じたので、うちとしてはこれまでの試合同様、守るのではなく奪う守備を実行してくれれば恐れるに足らずといった感じでできるのかなと思います。

最後に

何事もなくこれからリーグ戦を消化できたとしたら、今節以降連戦は11月までありません(天皇杯除く)。
1週挟んで2回続いた春の連戦シリーズ、せっかくここまで来ましたから無敗継続で乗り切ってしまいましょう。

くりはら
くりはら
鳥屋野潟ほとり出身のアルビレックス新潟サポーター。海外はアーセナル推し。Jリーグ、海外、2種、3種、女子、その他、カテゴリーは問わずサッカーが好き。ラジオも好き。某坂道グループもちょっと好き。

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