【AlbiWAY】2021→2022 by 渡邉林太郎

新型ウイルスの感染が拡大し、日常生活はもちろんのこと、僕達がマイチームをサポートするための方法にも様々な制約がある中でスタートした2021シーズン。昨年から積み上げ、磨きをかけてきたフットボールがハマりにハマって開幕から5連勝。
テンポよくパスが回り、ゲームを支配して自分達のペースでゲームを進めていくサッカーにはリズム良く鳴る手拍子での応援が合っていたように思う。
様々な制約がある中で新しい応援スタイルを探りながら試合を重ねていく僕達も手応えを感じていた。
実際に東京オリンピックでの中断前までは負けることや引き分けに終わることもあったものの、着実に勝ち点を重ね、昇格レースを引っ張る存在であった。
様々なところから「今年はJ1昇格できる」という声が聞こえてきたし僕達もそう信じていた。そんな中、風向きが変わってしまったのが中断明け以降の戦いだ。
対戦相手は新潟のサッカーを徹底的に研究して対策を練ってくる。
ゲームは支配していてもゴールが奪えない、勝ちきれない。そんなもどかしい状況が続いていた。9月にはホーム2連戦。昇格レースに食いついていくには何としても勝ち点6、最低も最高もなく勝ち点6が必要だった。
何とかしてチームを後押ししたい。しかし、今は声も出せなければコレオグラフィもできない。
ならばこれまで以上の拍手や手拍子を引き出し、圧倒的なホームの雰囲気を創り出す必要がある。
そう思いサポーター向けにメッセージ幕を出したり、スタジアム中にビラを貼り、皆んなの気持ちを一つに、より強くチームに向けて届けようと行動した。
しかし、2試合で得た勝ち点はわずか1。とても厳しい現実だった。
その後も思うように勝ち点を積み上げることはできず、11月3日にJ1昇格の道は途絶えてしまった。前半戦のテンポ良いフットボールをしている時にハマっていた手拍子のリズムも、思うようにゲームに合わず苦しいと感じることも増えたように感じた後半戦だった。やはり「声」の力は大きい。特にうまく行っていない時にチャントに込められたメッセージをチームに届けることには大きな意味があると感じた。
選手のコールにしても、今の泥臭く頑張ったプレー、しっかり見てたよと伝える手段として大事なものだと改めて感じた。今シーズンはほとんどの試合で主導権を握りゲームを支配する戦いが見られた。しかし、来期はJ1から4チーム降格してくる。力の差があり、90分ほとんど殴り続けられるようなゲームもあるかもしれない。そのようなゲームでどのような応援を展開するか、僕達も考える必要があると感じている。もちろん、感染状況が落ち着き以前のような応援ができれば1番良いと思う。
でも先のことはわからない。与えられた環境の中で最善の方法を探りどんな状況でもマイチームにパワーを送り続けられる応援を皆で創りたい。
まずは、今期残り試合をしっかりとサポートしよう。その先に2022年のJ1昇格があると思う。
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— AlbiWAY アルビサポがつくるフリーペーパー! (@albiway_pr) November 28, 2021
