【AlbiWAY】僕を変えたアルビサポの笑顔 by オレンジトラックMC 新潟お笑い集団NAMARA 出来心 オダニハジメ

僕は2016年に「たくさんの人を笑顔にしたい」という漠然とした理由でお笑い芸人になり、翌々年にオレンジトラックのMCに抜擢していただきました。とはいうものの、まだ多くのイベントが週末に開催されていた頃であり、年間を通して土日を空けられる人材が相方の秋山と僕しかいなかったというだけで。当時はアルビはおろかサッカーへの興味すら無いも同然でした。当初は今に比べ観覧の方も少なく(オレンジトラック自体がEゲートから少し遠い位置にあった)問題になりませんでしたが、恐ろしい失態もいくつか。スタメン予想のコーナーで、あろうことかマグネットボードの最上部に「FW:チアゴガリャルド」「FW:鈴木武蔵」の二枚を並べて広場を不穏な空気に変えたこともありました。
振り返ってみると、当時は芸人として全く結果を残せず、ヒマさえあればネガティブなことばかり考えていました。オレンジトラック終わりに試合を観戦しても、素直にアルビを応援できない。さらに言えば、ついさっき無反応だったサポーターの皆さんから大歓声を浴びているアルビの選手たちに嫉妬することすらありました。 ただ自分にとって幸運だったのは、周囲の人々に恵まれたことでした。特に大先輩の"森下さん"とアルビを愛する後輩芸人の"ハッスラー坂井"の二人が、オレンジトラックでもがく僕に気をかけ、試合の注目ポイントやアルビ選手の過去のエピソード等を、熱量をもって一から丁寧に教えてくれました。
それからある日、騙されたと思って又聞きのエピソードを披露したところ…目を疑いました。予想をはるかに超える大きな笑いに包まれたEゲート前広場。その時の快感が忘れられず、帰ってからすぐにアルビの過去の試合を見返し猛勉強を始めました。その過程の中で、徐々に手段と目的が倒錯し始めます。「たのしいトークをするために試合を観察」していたつもりが、気づけば「選手を応援で後押しし試合に勝つことがたのしいトークへの一番の近道だ」と確信している自分がいました。 月日は経ち…モバアルZやDAZNを見返したりと、アルビに触れない日はほぼゼロ。いまでは自信を持って言えます。「自分はアルビサポだ」と。思えばアルビに「没頭」したおかげで、ネガティブ思考に陥るヒマすらなくなっていった気もします。
そしてこれからは前述の二人のように胸を張ってアルビの魅力を発信していきたい、という使命感に燃えています。楽しいことが突然なくなるこのご時世でも、アルビは変わらず走り続けているから。それがいつの日か「たくさんの人を笑顔にしたい」へと繋がっていく…そんな予感がしています。
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— AlbiWAY アルビサポのフリーペーパー! (@albiway_pr) July 3, 2021
